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忙しい子育てママこそ気にしたい!30歳代からが怖い歯周病の恐怖

子育てに手がかかると、自分のことは後回しになってしまいがちな子育てママ。
子どもを寝かしつけて一緒に寝落ちし、歯を磨き忘れてしまった。
子どもの歯のケアは一番に考えるけれど、自分のはおろそかになっている、、、などなど思い当たる人もいるのではないでしょうか。
若いから大丈夫!と思っていても、年齢を重ねるにつれ、歯周病の進行は進んでいるのです!
30歳代からが怖いと言われる歯周病。
筆者の住む市では、35歳から無料歯周病検診があるくらいです。
歯周病について今一度再確認してみましょう!

歯の喪失は30歳代から

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歯を失う原因は、老化ではなく、実は歯周病やむし歯がその多くを占めているそうです。
厚生労働省の調べによると、一人当たりの現在歯数は、30歳を境に減る傾向にあります。
25~29歳までは平均28.7本あるのに対し、30~34歳になると28.5本、35~39歳では28.3本・・・40歳代になると28本を割ってしまいます。
30歳、まさに子育て真っ盛りの世代ですね。
8020運動(80歳まで20本以上の歯を保とう!)という運動を聞いたことがある人も多いと思いますが、現実は70歳以上で20本を下回っています。
その喪失の多くは歯周病。
歯茎に炎症を起こし、ひとたび抜け始めると、みるみる本数が減っていってしまうようです。

全身に影響を及ぼす歯周病とは?

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日本人の成人の約8割がかかっていると言われている歯周病。
歯周病とは、プラーク(細菌の塊)の感染炎症により、歯が溶け、歯が揺れたり、歯茎が腫れたりして、最終的には抜けて無くなってしまう怖い病気です。
最近では、歯周病菌は口内だけに留まらず、血流にのって全身を回り、さまざまな病気の発症や悪化の原因になることがわかってました。
動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞を引き起こす要因に、歯周病が関係している可能性も高いそうです。
また、歯周病になると、すい臓から分泌されるインスリンの効きが悪くなり、糖尿病を悪化させることがあることもわかってきました。
口内だけに留まらず、全身に影響を及ぼす歯周病。
自分は若いから大丈夫と高をくくっていないで、歯医者での検診おすすめします。

歯周病セルフチェックをしてみよう!

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歯医者に行く暇がない!
そんなママには、まずはセルフチェックで自分の口内の状態を把握してみましょう。

□ 口臭が気になる
□ 歯茎が赤く腫れている
□ 歯茎が痩せて、歯の表面積が大きくなった気がする
□ 歯磨きのとき、出血する
□ 知覚過敏がある
□ 歯と歯の間に物が詰まりやすい
□ 歯茎から膿が出るときがある
□ 歯と歯の間の歯茎が、鋭角的な三角形になっていない
□ 時々、歯が浮いたような感じがする
□ 歯を指で触ると、ぐらつく歯がある

<チェックなし>
今のところ、問題なし。

<1~2個>
歯周病の可能性有り。
できるだけ早く歯医者を受診してください。

<3個以上>
歯周病です。
大至急、歯医者を受診してください。

筆者は、3ケ月に1回の割合で、歯医者さんで歯の掃除と検診をしてもらっていますが、残念ながらセルフチェックをしたところ、5個もチェックが入ってしまいました。
いちど歯周病にかかると、なかなか子どもの口内のようには完治しないのが歯周病です。
筆者も歯医者に通っているので出血や腫れこそありませんが、痩せてしまった歯茎は元通りには戻ってくれません。
ひどくなる前の対応をおすすめします。

歯周病予防には、歯の磨き方と定期検診

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歯周病予防には、まずは日々の歯磨きなどによるセルフケアが大事になってきます。
歯と歯の間、奥歯の後ろ側、前歯の裏側など、磨き残しをなくし一本ずつ丁寧に磨いてください。
歯磨きに加え、デンタルフロスを使って歯と歯の間の歯垢を取り除くのも有効だそうです。
また筆者は定期的に歯医者さんに歯科検診をしてもらい、その後歯科衛生士に口内メンテナンスをしてもらっています。
歯石を取ってもらうのは痛いというイメージがありますが、定期的に通っていれば歯垢、歯石の量も減ってくるので、だんだん痛くなくなってきます。
痛い=歯周病ということです。
痛いから行かないのではなく、痛いからこそ直ちに行って改善を試みるのが大切ですね。
筆者の夫は、明らかに歯周病の気があるにもかかわらず(歯磨き後、毎回出血。口臭も)、現実を受け止めることができないようで、歯医者に行ってくれません。
まだ30代だからと後回しにしていると、後悔したときには歯が無くなっているかも知れません。
入れ歯だったり、インプラントだったり、無くなれば費用も手間も今以上にかさみます。
子どものデンタルケアも大事ですが、ここで一度自分のために時間を割いてみてはどうでしょうか。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!