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木製の子供椅子を出産祝いに!値段が高くても欲しい椅子3選

前回、「君の椅子」プロジェクトということで、生まれた子どもに椅子をプレゼントする北海道のある地域の取り組みについてご紹介しました。
個人的にも、“椅子”は家具の中でもとくに好きなアイテムなので、「君の椅子」にちなんで市販されているお洒落な子ども椅子についてすこし調べてみました。
値段は大人顔負けのものばかりですが、小さな椅子でごはんを食べて、お勉強をして、お絵描きをして、、、“椅子とともに成長していく”というメッセージを生まれてくる赤ちゃんに込めて、一生物のこんな素敵な椅子をプレゼントできたら素敵ですね。

KARIMOKU “HOMERUN KIDS CHAIR”

www.karimoku-newstandard.jp
国産家具メーカーとして有名なカリモク家具から2009年にスタートした新しいブランド、KARIMOKU NEW STANDARD。
国内外で活躍する気鋭のデザイナーとともに、機能的で日常の暮らしに自然に溶け込むデザインを追及し制作されています。
今まで主に紙パルプ原料のチップにされることの多かった、広葉樹(カエデ、クリ、ナラの木など)を材料にすることで有効活用しています。

“HOMERUN KIDS CHAIR”はその名の通り、下方向に膨らむ野球バッドのような脚が特徴です。
大人用サイズの“HOMERUN”と組み合わせれば、楽しくあかるいインテリアに仕上がるはず!
3~5歳(身長100cm前後)の子ども向け。
デザイナー:シルヴァン・ウィレンツ氏(ベルギー出身)
カラー:クリアー(イタヤカエデ)、ホワイト(ナラ)の2色
価格:¥32,940(税込)

ZOOの家具 “キッズチェア”

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オーダーメイド家具工房として大阪を拠点に活動する“ZOO”。
国産無垢材にこだわって作る別注家具は、叔父と甥という関係の二人が一から作り上げます。
お寿司のマグロのような形をした“maguroスツール”やミシン糸置き、木皿などの雑貨まで、個性的でありながらお洒落なのが特徴。
オリジナル家具、オーダーメイド家具の設計の他、家具の修理、住宅や店舗のリフォーム設計、演出、施工まで幅広く活躍されています。

キッズチェアはZOOの定番商品として長く制作されているものです。
タモ材やオーク材、チークなど様々な材料を使って作られていますが、共通なのはアームと背もたれの部分にウォールナットを使用しているところだそう。
クッションの座面希望の方は、生地も選ぶことができます。
デザイナー兼職人:永田健一氏、永田幹氏
価格:¥15,000~¥21,000

HIDA “ARDA CHAIR”

www.cibone.com
筆者愛知在住ということもあり、KARIMOKUに続きまたまた東海地方の家具紹介です!
HIDAとは、約100年の歴史を持つ飛騨産業がイタリア工業デザイナーとして有名なエンツィオ・マーリ氏と手を組んで2003年にスタートしたプロジェクトです。
今まで使われなかった“節”をデザインに取り込んだり、家具用材としては不向きと言われている杉を使ったり、環境に配慮した借り物ではない日本の美しさを表現したモノ造りに取り組んでいるそうです。
飛騨産業の高級というイメージはそのままに、現代のデザインを取り入れた質の良い家具が揃っています。

“ARDA CHAIR”は、大人用の“ARDA”のスケールを変更し、子どもらしいフォルムを実現したキッズチェアです。
木目や節の美しさ、杉の質感を引き立てるシンプルなフォルムが特徴的です。
デザイナー:Enzo Mari氏
素材:圧縮杉材、ブナ材(ポリウレタン樹脂塗装)
価格:¥51,840(税込)

【おまけ】“KINDERGARTEN CHAIR 1”

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“KINDERGARTEN CHAIR 1”は、一般販売向けの商品ではありませんが、家具デザイナー佐々木章行氏によって作られた子ども椅子です。
2010年、東京都内に新設された保育園のために実際に作られました。
アルファベットの「L」とカタカナの「コ」を組み合わせて作られたそうです。
佐々木氏の作る子ども家具は、大人から見た子どもっぽいイメージや安易な装飾を加えず、素材感を活かした安全でバランスの取れたものが特徴となっています。
弱冠34歳の若さで、本当にお洒落な家具ばかりデザインされています。
こんな可愛らしい椅子に座って、毎日お絵描きしたり、先生の話を聞いたり、給食を食べたりするなんて、本当に羨ましいですね。
個人的にはお金が許すのであれば、娘にはこういったアートな環境で育ってもらいたいものです。
デザイナー:佐々木章行氏
子ども向け家具といってもピンキリで、デザイナーが手がける家具はやはり値段も素晴らしいですね。
今回は個人的にも椅子が大好きな筆者が、独断でピックアップしてみましたが、子どものために半分自己満足でこんな記念もいいかと思います。
なかなか手が届くものではないですが、いい物を長く、子どもの誕生に一生物の椅子なんていかがでしょうか。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!