障がい持ちでも楽しく育児するママがすごい!障がい児育児でほっこりした瞬間4選!

障がいを持つ子どもを持つママは日々格闘の毎日。
健常な子どもでも手間がかかるのに、さらに多感で行動が読めない子どもを持つママたちの生活は想像するだけでも大変さが伝わってきます。
今回はそんな障がいを持つ子どもを持つママたちの声を調べてみました。
実は意外にもそんなママたちも育児を楽しみながら幸せをかみしめています。
その姿は今の希薄になりつつある人間関係に潤いをあたえてくれるかもしれません。

ちょっとした言葉を発した瞬間にほっこり

健常児なら成長につれて言葉を覚え、徐々に語彙も増えていくのが当たり前ですが、障がいを持つ子は発語すら容易なことではなく、障がいを持つ子を持つママはいつも頭を悩ませています。

それでも日常の些細なできごとがきっかけで発語してくれた瞬間はまさに涙なしでは語れず、いつまでもママの心に残ってくれることでしょう。

「うちは知的障害ありの自閉の4歳児。
私がドイツ語講師をしている関係でドイツ語圏の友人が先日来日したので3日間うちに泊まってもらった。
久々だし夫も不在だったのでずーっとドイツ語でしゃべりっぱなしだったら3日目になって子が不安に思ったのか、アンパンマンの絵本を持ってきて「あぱぱ!」と指さして主張しはじめた。
意味のある言葉を発したのはこれが初めて。
多分、分からない言葉ばかり聞かされて不安だったんだろうな。
思いやりのなかった自分に反省しつつ、よい方向に働いてよかった。
すごくうれしい。これからはもっと心をこめて語りかけてあげようと思った。
しゃべれなくても、分かってるんだよね。」

「昨日、重度知的10歳の子と散歩する暇が出来たのでのんびり歩いてた。
庭園風の公園で道が細かく分かれていて四つ辻に来る度、私「どっちいく?」子「みぎ/ひだり/まっすぐ」などの答えでうねうね歩いたよ。
元々発語の無い子だったから、これだけで超しあわせ!
最近はパニック起こしても、今は新学期で辛いよな、と優しくなれるようになった。
先日「どんぐりの家」という漫画を読んだけど、養護学校の無い時代とかを知って身につまされた。
今は放課後児童デイもあるし、すごくいい時代に障害児の子育てできてると感謝。」

「ポコヨのスペイン語版見せてたら「オーラ!」って挨拶するようになった。
それで何故「こんにちは」が言えない!?
あとマーシャニミーシュカってロシアのアニメがお気に入りで
嬉しくなると「ウラー!」お腹が空いたら「カーシュ!(お粥)」
せめて英語をおぼえてくださいと思う反面、うちの子ワールドワイドだわ~と浸ってみたりw」

たかが発語で純粋に感動できるママたちって素敵だと思いがちですが、そこには並ならぬヒューマンドラマが潜んでいるのかもしれません。

健常児を持つママには感じられない感動がそこにはあります。

子供写真館で七五三の写真撮影でほっこり

障がいの子を持つママにとって公共の場はとても神経を使う場。

周りに迷惑がかからないか常に気を張ってみていないといけないので帰ってきてどっと疲れが襲ってそのまま倒れこむことも。

障がいの子の中には多動な子も多く、ひな祭りや七五三などのお祝い事でもひっそりと祝うことも少なくありません。

それでも頑張って障がいの子を連れてスタジオで記念撮影。

あとでそのときの写真をみて、「大変だったけどやってよかった」と思える思い出って何ものにも変えがたいですよね。

幸せってそういう些細な瞬間の積み重ねなのかもしれません。

「新一年生になる我が子。
子ども写真館の記念撮影予約をしました。
電話で子供の障害を説明したら、写真館の人って割と慣れっこなんですね。
我が子に合わせてサクサクと色々な提案をして下さいました。
自分の希望で、他のお客さんに会わない最後の時間帯を予約できました。
七五三の時みたいに奇跡の一枚が撮れたらいいなぁ」

「写真スタジオの人は毎日いろんな子を見てるからね。
うちは姪っ子が中機能自閉症で言語発達遅れないタイプ。
だから結構お話できるし写真館のスタッフも大丈夫じゃないかな?と。
いざ撮影を…と始めるとやはりフラッシュで過呼吸はじまり。
すかさずスタッフさんが姪のためにクールダウンできる場所を用意してくれたそう。
他のお客さんを先回しして姪の立ち直りを待っていてくれたみたい。
スタッフさんがプリキュアの話しをしてくれたり、幼稚園の話をしたり落ち着いてから、フラッシュに影響でない(眩しくならない)カーテンを使って撮影してくれたそうです」

「絶対無理だと思って、子供の七五三の写真とか撮ったことないんだけど。
ここ読んだら勇気湧いた。行ってこようかな?
上の子は節目節目で写真館で綺麗なドレスやお着物の写真撮ってるのに自閉の下の子は全くなくてかわいそうかな~と思ってた。」

「うちは私が子供の頃からお世話になってる写真館で撮った。
私が慣れてて余裕があったからか、子供も落ち着いてた。
無理なら普段着でいいやと思ってたけど、すんなり袴着れたし足袋も草履も履けてビックリ。
褒められまくって嬉しかったのか、刀持ったり扇子持ったり楽しそうだった。
私も楽しかったし嬉しかった。」

一生懸命ピアノを頑張る姿にほっこり

障がいとは言っても十人十色、子供の数ほどママの悩みはつきません。

そのなかでも

「うちは年中男児。
指先が不器用なのが気になり、少しでも改善できたら…と、ピアノに通い出して1年。
才能がある…なんてのは全く思わなし、のんびりさんだけど、暇さえあればピアノの前に座ってて、ピアノが大好きみたい。
レッスンではなかなか先生の話を聞けないけど、出された宿題はきちんとする。
そして何よりピアノを弾いてる時が本当に楽しそうだ。
無趣味な私から見たら、まだ小さいのに好きなもの、夢中になれるものがあって、素晴らしいと思う。
これからも好きなもの、増えていったらいいなぁ!」

「ピアノ、いいね!
うちの年少男児にもやらせたい!
ピアノが弾ける男の子ってなんか素敵だよね…」

「いいなあ~
うちの年少女児は、ヤ◯ハ音楽教室なんだけど、そろそろ潮時かと思ってる。
2歳の時に暇すぎて始めたけど、集団指導は自閉っ子にはキツいのかもしれない。
音楽以外の決まり事が、常識的なしつけの範囲内なんだけど、娘には難しい。

でも、集団指導のおかげで、ちゃんと順番が守れるようになったんですよ。
お友達を信じて、自分の順番まで待てるって、当時の娘には奇跡のようなことでした。
音楽教室のお友達や先生方には心から感謝しています。」

「ピアノ習ってます。個人の先生にウチに来てもらって。
音感が良くて、音楽大好き。耳コピでいろいろ弾くのが趣味。
子育て大変だけど、ピアノの練習をしてる姿や音を聞いてると
幸せな気持ちになって癒される~。 」

「実は私、独身時代に雇われピアノ講師をやっていました
今は機会があれば、隠し芸程度に披露する程度ですが…
自分の息子(7歳自閉)にピアノを試させてみたところ、見事な殴り弾きw
それはそれで楽しそうなんですけど、どうやら
他人の演奏の指づかいを目で追っているのが好きみたいです。
いつか障害のある子供相手に楽器を楽しむ手助けをしたい…
なんて夢をもっても、我が子がコレじゃぁ説得力がないw
母子登園の療育に通ううちに色んな障害児と出会い、
彼らの面白さと奥の深さを知りました。
厄介なんだけど、みんな可愛くて憎めないんだなぁ。」

絵の才能にドヤ顔する姿にほっこり

「小学校一年生我が息子、絵がうますぎる。
最近模写を覚えて、ものすごい精密な絵を描いてる。
工作も自分で思索して時間内に終わるよう力作作る。
性格も素直で、起床後と帰宅後のドリルも必ずする。
たくさん勉強したら、絵の大学にも行けるね、て言ったら
そうなの?僕勉強頑張る!て勉強頑張ってる。
親バカだよね、でもなんかこの子が望むなら、て
芸術系のワークショップやイベントにどんどん参加してる。」

「芸大行けるね、試験はデッサンのところが多いから模写得意だと大丈夫だよー」

「うちも支援校小1
最近絵が好きになって一日中書きまくって、書いた絵をハサミで切って壁に貼りまくってる
ちょっとびっくりしたのがふと見るとストーリーになってて絵本のよう
単語でしか話せず、理解力も乏しい子だと思ってたけど
取り柄があって少し嬉しくなってしまった」

「うちのも支援級1年男子
1年が我が子1人しかいなく、どうなるだろう?
と不安だったけれど、できる先輩達に囲まれて
ぐいっと引っ張り上げて貰った部分も多々あります。
夏休み中はお絵描きと色遊びがマイブームだったようで
今まで描いていた人物画の服装が無地のベタ塗りから柄入りにバージョンアップw
ゆっくり、ゆっくりですが頑張っています。
8月から放課後等デイサービスにもデビューしました。
2学期も頑張ります!まずは運動会じゃー!」
障がいを持つ子のママというと世間的に同情を持たれがちですが、日常のちょっとした小さな幸せを全身で楽しんでいてうらやましく思えたのではないでしょうか。
ともするとこのような家庭の実情は世間の目から遠ざかりがちですが、社会全体がもっと寄り添って見守っていくとお互いに新鮮に感じることもあるかもしれません。

子供の成長を願うママの気持ちは世界共通。
そこに障がいの垣根はありません。
障がい者も健常者もともに成長していけるコミュニティが少しでも増えていくと、よりよい社会の実現につながっていくことでしょう。
この記事を書いた人
taku

まとめ記事やSNSで話題になっているママ向け記事を書いています。彼女はいませんが、父親になる準備はできています。将来お嫁さんに結婚してよかった、と思ってもらえる旦那になるべく、mamaiku…