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フィンランドの幼児教育がすごい!学力が世界一の理由

秋になると、子どもを幼稚園へ行かせようか、保育園へ行かせようか、いよいよ来年度に就園を控えているママたちは悩み始めますよね。
私も3歳になる娘がいて、今現在それで悩んでいる真っ最中です。
日本では教育方針だけでなく、母親の就労によって入園する施設は変わってきてしまいますが、学力が高くて有名なフィンランドでは、いったいどんな幼児教育をしているのでしょうか。
今回はそんなフィンランドの教育事情についてお話したいと思います。

学力世界一のフィンランド

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3年ごとに実施される国際学力調査をご存知ですか。
ニュースなどで、“日本は何位だった”とか、“前回より順位が下がった”など聞いたことがあるかと思いますが、この調査で常に世界ランキング上位につけているのが、北欧の国フィンランドです。
数学と読解力と科学の観点からテストされるのですが、各分野においても上位をつけ、総合ではよく1位にランクインします。

一年の大半を秋と冬が占め、極寒のイメージが強いフィンランドは、決して教育的に恵まれた環境ではありません。
むしろ季節性の鬱にかからないように、子どもたちは幼いころから温かく見守られて育ちます。
英才教育などもってのほか、校外での学習時間も世界最低水準なのがフィンランドです。
面白いですね、どんな教育方法があるかと思いきや、温かく見守るのが学力の高さにつながっているようです。

フィンランドのプレスクール

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では実際、フィンランドの教育はどんなものなのでしょうか。幼児教育に特化して、少しお話します。

フィンランドの義務教育は7歳から始まります。
それまでは、子どもたちはプレスクールと呼ばれるところに通います。
このプレスクールでは、アルファベットと1~10までの数字、カレンダーや時計の読み方など、ごく基本的なことのみ学びます。
就学前教育の目的は、「小学校の生活リズムに慣れさせること」であり、決して小学校で習うことを早期に勉強させるわけではないのです。
みんなでご飯を食べたり、遊んだりして、集団生活を身につけていく場所なのです。

国民みんなが本大好き、世界一の読書量!

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家庭においても、いざ勉強をしなくてはいけない小学校の段階になって、やる気がなくなってしまわないよう、親たちは色々教え込んだりなどはしないそうです。
その代わりに、フィンランドでは幼いころから子どもたちにたくさんの本を読ませます。
日本でも読み聞かせは子どもの脳にいい影響をあたえると言われていますが、これは万国共通のようです。
フィンランドには市立図書館の数が多く、大人も子どもも本を読むことが日常的に定着しているため、読書量は世界一だそうです。
子どもたちは当り前のように本を借り、「読む力」「想像する力」「集中力」を自然に身につけ、勉強をしなくてはいけない時期にそれらを発揮させているようです。

勉強の中身よりも“勉強の仕方”重視

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一般的にフィンランドの人は、国と学校に教育を任せ、家庭内で親が教育を施すことはありません。
学校の宿題なども、低学年のうちは見てあげる親が多いそうですが、成長に伴って子どもに任せるようにしています。
親に求められるのは、勉強の中身ではなく、勉強の仕方だそうです。
いつ、どこで、どうやって勉強をするのか、親は子どもに勉強の習慣をつけさせることを求められています。
日本にはたくさんの教育方針があって、何が一番子どもにとっていいのか、親は迷ってしまいます。
筆者も現在3歳になる娘がいて、恥ずかしながら娘の進路について夫婦で色々と悩んでいる毎日です。
英才教育や早期教育がいいのか、あるいは、子どもは子どもらしくのびのび遊ばせてあげる方がいいのか、我が子のことになると力が入ってしまいますね。
今回は教育大国で有名なフィンランドの幼児教育についてお話しました。
あくまでひとつの参考として、自分の子に合った教育を施してあげてください。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!