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【産後うつ】周囲の声に惑わされない!ママが自分を失わないための3か条

赤ちゃんはみんなで育てるもの。
忙しいママには、ありがたいことですよね。
くたくたなときに助けてくれるおばあちゃん、おじいちゃん。
何かと気にかけて手伝ってくれるパパ。
嬉しいけど、でも、そこはそんな風にしてほしくないんだけどな……
自分の育児方法と違う周囲のやり方に、戸惑ったことはありませんか?
周囲の声に惑わされて産後うつになったなんてお互いに不幸ですよね。
今回は、そんな時の周囲との距離感についてのお話です。

周囲のやり方と違う! そんな時、ママは……

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世の中には育児情報が溢れています。
もちろん、情報が多いのはいいことだけと、一体何をチョイスすればいいのか、迷ってしまいますよね。
それは、ママだけでなく、パパやおじいちゃんおばあちゃんも一緒。
「こんなのいいって聞いたんだけと、試してみたら?」「~さんちは、こうしてるって言っていたよ」「私の時代の時は、こうだったんだけどねぇ」
など、ママが一度「こうしよう!」と決めても、周囲からの助言、進言が止むことはありません。

二人目、三人目のママなら、慣れたものでさらっと流せるとしても、初めてのママにとっては色々と心を乱される一言になってしまうことも。
確かに、一理あったり、頷けたり、納得したりすることもあるし、もし本当に周りの言う通りにするのがいいなら、それでもいい。

でも、もしそう思えないとしたら、ママはどう考えればいいのでしょう?

周囲とのトラブル

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産後うつを引き起こしてしまいがちな周囲との意見の食い違い。
ないに越したことはないのですが、そうはいっても周囲もあなたのために言ってくれるので無下にできないのも悩みの種ですよね。
そんな中からよくある悩みをピックアップしてみました。
「こういうことは言われるものなんだな」と大きな心で構えると少し気が楽になるかも知れません。

1、おっぱいに関すること
母乳がいい、ミルクがいいのやりとり。
母乳は出ているの? と言われたり、ミルクのよくない点について挙げられたりする。
またはその逆で、ママは母乳育児がしたいのに、ミルクを足したほうがいいと言われる。
赤ちゃんの主な栄養源なだけに、周りとの意見がすれ違ってしまうと、一番辛いところかも。

2、食べ物に関すること
あげたくないのに、お菓子、ジュースなどを与えられる。
特におじいちゃんおばあちゃんは、喜ぶ顔が見たくて嬉しそうな顔であげてしまう。
ご飯を食べなくなる、虫歯が心配、まだそれは早いなどのママの気持ちは子供の喜ぶ笑顔をみたいおじいちゃんおばあちゃんの欲求の前では無力。

3、叱り方に関すること
叱ったら、厳しすぎると言われたりする。
歯磨き、寝る時間、食べ方などの決まりごとに甘い。
これは一番身近なパパとすれ違ってしまうと、日常的な争いの元に……。
あとになれば、違う立場の大人が育てている方がいい、夫婦は同時に子供を叱らない方がいいなんて言われますが、その時はお互いなんとなく納得できなかったり。

ほんの一例だけ挙げてみても、すれ違うポイントはたくさんあります。
厚意からのアドバイスなのはわかりますが、周囲からあれこれ言われるとかえって混乱してしまいますよね。
ではそうならないためにそのようなアドバイスに対してママ自身がどう構えていけばいいのでしょうか。

実際にお腹を痛めたママとしての自覚を持つ

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1、お腹を痛めて産みました!
これは、胸を張って言っていいこと。
そう、あの辛い陣痛を耐え、この世に我が子の生命を産みとしたのは、他でもないママ。
おじいちゃんおばあちゃんや、パパではありません。
もちろん、パパの子でもあるわけですが……産んだのは、私です! ここは譲れません。

2、精神的臍の緒がまだ繋がっている~勘を信じていい理由~
ママの勘というのは、大事です。
赤ちゃんの時代を過ぎても、それを感じることがたくさんあるんです。
風邪を引いた、具合が悪そう……でも、大丈夫かな?
ママの「~な気がする」という感覚を使うべきところが、何度も訪れます。
なぜだと思いますか?
ママと子供って、精神的臍の緒とも言われる何かで繋がっている。
ママの勘というのは、「本能的なもの」なんです。
本能って、なんだと思いますか?
ずーっと昔から、人類が、子孫を守るために受け継いできた、大切な機構です。
だから、ママの勘っていうのは、人類の命を繋いできた、太古からの恩恵です。
自信をもっていいと、思えてきませんか?

3、最終的な責任をとるのはママだから
そう、共働き、育メン、色々な言葉で男女が同じように責任があると言われています。
でも、本当にそうでしょうか?
本当に辛いときはママがいなきゃダメ、最終的には、ママ、ママと言う……など、良し悪しではなく、パパとママが背負っている責任は、いくらきれいな言葉で同じように近づけようとしても、違うんです。
それがいいと言っているわけではなく、そういう事実がある、って言う話です。
なので、やっぱり最終的な責任を負うのはママ。
胸をはって、そう言ってください。

仲良きことは美しき

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もちろん、周りとの関係が問題がなく、ママの意見が尊重され、ママも周りの意見が取り入れられれば、それでいいと思います。
経験豊富な方からの助言は、やっぱり役に立つし、ありがたいものです。
でも、もし自分の軸がぶれてしまいそうなら……思い出してもらいたいな、と思います。
そして、ママの中の軸がきちんと立つことが出来たら……今より余裕をもって、周りと対することができるようになるかもしれません。
初産の時の、何を信じていいのかわからない戸惑い、何かに寄って立ちたいけど、それが見つからなかった気持ち……思い出して書いてみました。
この記事を書いた人
綾希子

2児の母です。実家のそばで第一子出産後、夫婦の危機に。今度はパパとトラブルにならないようにと、実家に頼らず助産院で第二子出産後、頑張りすぎてマタニティーブルーに。その経験から、助産院の子育て…