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簡単な上に野菜がおいしくなる「干し野菜」

「野菜を干す」ことは、昔の人の知恵。現代人にはなじみが薄いかもしれませんが、野菜を干すことは素材の旨みを増す魔法のようなワザなのです。
干すって難しいの!? いいえ!とっても簡単です。お日様の下で、風のあたる場所で放置・・・。たったそれだけ。
干すことで、味が良くなると共に栄養価も高め、保存性も増しますよ。

自然の力を利用して野菜を美味しく

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場所:日当たりが良く、風通しのよい場所
時間:半日干して様子を見て、足りない場合は1から2日干す。
   白い粉がふいている、しんなりしているなどが取り込む目安。
   夜は室内に入れて下さい。カビの原因となります。

おすすめはミディアムドライの状態。野菜の旨みが増し、味が濃くなります。
カラカラに完全に乾燥させると、常温で保存することも可能です。その時は、乾燥剤を添えて保存することをおすすめします。より安心して長く保存しておくことができます。
お日様と風という、自然の力を借りて美味しさを増していく野菜たち。子供たちにも自然の力を感じさせてあげることができますよ。

下処理と干し方

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野菜をよく洗い、水分をしっかりと拭き取る。
厚みや切り方はお好みで。
厚く切ると、噛めば噛むほど味わいが深い。薄く切ると、ポリポリした触感で、おつまみやおやつにも最適。
干しかごやざるなど、風をよく通すものに野菜を広げる。

朝、好きな野菜を干して、夕方にはさらに美味しく大変身!
これを味わった時の感動は忘れられません。

保存方法

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ミディアムドライの場合は、ジップロックに入れて賞味期限は4日間くらい。
もちろん冷凍保存もできます。
家庭菜園で食べきれないほどの野菜を収穫することがありますよね。筆者はプチトマトでこのような経験をしたことがあります。
プチトマトって、大量にとれるけど冷蔵庫にそう長くは置いておけないし、ご近所さんもプチトマト育ててるご家庭が多くて、おすそ分けもできないし・・・。
そこで干してカサを減らすことで保存スペースも少なくてすむ。ナイスアイディアです!

こんなもの干してみよう!

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ミニトマト:半分に切って、種と種にくっついている柔らかい水分の多い部分はは取り除いておいたほうが良いです。ミネストローネやラタトゥイユなどに使えます。

果物:もちろん果物も干せます。
   ミディアムドライにすれば、デーパートで売っている高価なドライフルーツと同じものがご家庭でも作れます。

大根:大根特有のえぐみがなくなります。煮物に入れると味のしみ込みが良くなります。

きゅうり:歯ごたえが良く、子どものおやつとしても使えます。
     ヘルシーなおやつとして大活躍!子どもと一緒に干せば、自分で手作りしたおやつとして、きゅうりが嫌いなお子様でも食べてくれるかもしれませんよ。

きのこ類:きのこはもともとビタミンDの豊富な食べ物です。太陽の光をあびると、このビタミンDはさらにUPします。 きのこって、水分含有量が多くて日持ちしませんよね。そこでドライにすることがおすすめです。
また、干ししいたけでもご存知の通り、その戻し汁はとても良いおダシが出ます。エノキやシメジなども干ししいたけと同じで、お味噌汁・スープなどに入れるといいダシが出ます。
ぜひ旬の野菜を干してみて下さい。
旬の野菜は美味しさも栄養価もピークを迎えています。それを干したら美味しいこと間違いなしです。
「野菜たちはお日様と風の力をもらって、うーんと美味しくなるんだよ。自然の力ってすごいね!」なーんてお子さんと話しながら一緒に作ってみませんか?
この記事を書いた人
nanaosan

男の子3人(8歳、5歳、3歳)の母です。わんぱくな3人に日々鍛え上げられ、たくましい母に成長中!