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どうしても母乳が出にくいママへ

ネットでは、偽りの母乳を販売してる業者がおり、母乳だと思っているママたちが購入してしまうケースが増えています。
日本では母乳育児を推奨している産婦人科が多い為に、こうして母乳の出ないママたちが悩み、ネットなどを頼るしかないのが現状ですね。
では、完全母乳でなければいけないの?
そもそも、母乳育児って何なの?
悩んでいるママたちに、少しでも役に立てるようなお話をしたいと思います。

母乳の出るしくみとは?

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妊娠中はおっぱいが張っているのに母乳は出ないけど、出産すると母乳が出るのって、不思議ですよね。
妊娠すると、女性ホルモンのエストロゲンが増加し、乳腺が発達するからおっぱいが張るようです。
そして、このエストロゲンは乳腺は発達させるけど、母乳の分泌をさせない働きもあるんです。
エストロゲンは、妊娠中は胎盤に分泌されているので、出産後には減少していきます。
すると、母乳が作られるようになるんです。
でも、エストロゲンだけでは、母乳が出ないんですよ。
オキシトシンというホルモンが、母乳を乳頭まで押し出す働きをしているんです。
また、プロラクチンといって、赤ちゃんがおっぱいを吸うことで脳から出るホルモンもあるんですよ。
この3つのホルモンが作用して、母乳が出るようになるんです。

母乳の出が良くなるものは?

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赤ちゃんを産めば、自然と母乳は出るものだと思っている人は多いのではないでしょうか。
実は、私もそう思っていた一人です。
しかし、私自身が母乳の出が良くなくて、とても悩みました。
理屈では、母乳が出るはずなのに出ないのはどうしてなんだろう…。
搾乳しても、人より少なくて、赤ちゃんに申し訳ないと何度も思いました。
それでも、一滴でも二滴でも多く母乳をあげられたらと思い、色々と試したりもしました。
そこで、母乳の分泌に効果のあるものをご紹介いたします。

①和食
何と言っても和食ですね。
魚、豆腐、海藻なども母乳には良いですが、何と言っても根菜類が母乳の分泌にはいいようです。
大根、人参、ごぼう、里芋、れんこんなどのような野菜を積極的に食べましょう。

②水分
冷たい飲み物よりも温かい飲み物の方が、体が温まるので、血液の循環にも良いです。
白湯、たんぽぽ茶、たんぽぽコーヒー、ハーブティーなどがいいですね。
特に私のおすすめは、AMOMAのミルクアップブレンドです。
ハーブティーが苦手な方でも、飲みやすくなっています。
一度、試してみてください。

③ナウゼリン
どうしても母乳の量を増やしたい場合は、ナウゼリンという胃薬が母乳の増加につながるという説があります。
私も医師に促されて一時期飲んでいたことがありますが、確かに母乳の量が増えた気がしました。
ですが、治療の一環として飲んでいたものですので、安易には飲まずに、必ず医師の診察を受けてください。

そもそも、母乳育児って何なの?

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母乳育児って、ミルクをあげたら母乳育児とは言わないと思っていませんか。
それは、違うんですよ。
母乳育児とは、完全母乳のことを指しているのではなくて、ミルクをあげていても、寝かしつけだけおっぱいをくわえさせているとなれば、それも立派な母乳育児なのです。
赤ちゃんにとって、おっぱいは栄養源だけでなく、安心する場所でもあります。
おっぱいがにじむ程度しか出なくて、泣く泣くミルクをあげていても、一日一度でもおっぱいをあげていれば、それは母乳育児なんですよ。

母乳じゃなきゃダメなの?

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母乳が出ないと、とても悩みますよね。
母乳が出ないと私は母親失格なんじゃないかと思ってしまったり、追い詰められることが多々あります。
でも、悩みすぎても母乳は出てきません。
むしろ、ストレスは母乳には悪影響ですので、考えすぎもよくありませんね。
食事に気をつけて、水分も多くとって、おっぱいマッサージもいっぱいして、色々と試しても母乳が出ない。。。
私も母乳が出にくい体質だと言われた時はショックでした。
でも、今は粉ミルクも母乳成分に近いものが含まれているので、どうしても母乳が出ない場合や母乳の量が足りない場合は、赤ちゃんの成長を第一に考えて、粉ミルクを併用してください。
絶対に母乳じゃなきゃダメなんてことはないんですよ。
混合だと哺乳瓶も使えるようになるので、どうしても赤ちゃんを預けなければならないときには助かったりもしますよ。
泣く泣く嫌な思いをしながらミルクをあげるのではなく、少し楽しちゃおうかなくらいに気楽にとらえてみてください。
気持ちが楽になると思いますよ。
最近は、母乳にこだわりすぎる傾向がありますよね。
母乳も大切ですが、赤ちゃんの成長が何よりも大事だと私は思うのです。
私が母乳の出が良くなかったので、私のように悩んでいる人が、一人でもこの悩みから抜け出せればいいなと思います。
母乳にこだわりすぎずに、健康と心の安心を与えてあげられる無理のない母乳育児を心がけて欲しいです。
この記事を書いた人
されらんと

5歳の女の子と3歳の男の子のママです。よろしくお願いします。