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【おっぱいの悩み】力を抜いた母乳育児をしよう!力まず子育てを楽しむコツとは?

「おめでとうございます! 生まれましたよ!」の声と同時に、よーいドンで始まるおっぱい。人生最大の大仕事の後だと言うのに、全く気が抜けません。
切れた! 詰まった! 量が少ない!
おっぱいの悩みは、育児という長い持久走の、一番最初の悩みかも。
そう、育児は長いからこそ、この最初の素敵な悩みに、ゆるゆると付き合ってみませんか?
今までと違った、おっぱいと赤ちゃんの関係が見付けられるかもしれませんよ。

意外に少ない母乳育児

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周りはみんな母乳育児……。母乳で育てたいけど、足りないから、ミルクを足すように言われる……。保育園に預ける時はミルクじゃないとダメかな? 母乳の悩みは人それぞれです。
それぞれだけど、じゃあみんなどうしているの?
日本全国のお母さんがどうしているのか、厚生労働省のデータから、ちょっと覗いてみましょう。
一か月~三か月児の栄養摂取の方法
・母乳栄養のみ・・・・・・38%
・混合栄養・・・・・・41%
・人工栄養のみ・・・・・・21%
(厚生労働省 2005年調べ)
これは一か月から三か月の赤ちゃんに絞ったデータですが、月齢が上がるにしたがって、母乳、混合の割合は下がり、人工栄養の割合が上がっていきます。
六か月児になると、パーセンテージは入れ替わり、
・母乳栄養のみ・・・・・・26%
・混合栄養・・・・・・35%
・人工栄養のみ・・・・・・39%
と、変わっていきます。
なんだ、母乳だけの人って、案外少ないじゃない?
ミルクだけって人も結構いるんだなあ。
六か月にもなると、母乳だけの人って一番少ないんだ……。
おじいちゃんおばあちゃんに預けたい、あまり母乳が出なくなった、色々な事情が陰にあっての、この結果なのだと思います。
そう、おっぱいって、ミルクって「いろいろ」なんです。

ミルクだってすごいんです。

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今やいろいろな種類の出ているミルク。
ミルクのいいところってどんなところでしょうか?
ちょっと探してみましょう。

・満腹感が続く
ミルクは消化に時間がかかります。裏を返せば、お腹が膨れている時間が長いということ。
夜寝る前に飲ませると朝までぐっすり……。ミルクの子は夜起きなくなるのが早い、というのをよく聞くのは、この満腹感のおかげのようです。
朝も昼も夜も、二十四時間くたくたのママは、眠っているところを起こされないだけでもかなり回復できるはず。
これ、実は月齢が進んでからも役に立つ、中々優秀な利点です。
授乳期間は人によっては三年も続く人もいて、その間はもれなく毎晩起こされ続けます。産んでから三年、一回も朝まで続けて寝たことがない……、完全母乳のママから、よく聞く話です。
そこから解放されてもいいんです。利点はどんどん活用しましょう。


・薬を飲める
持病があるママは、母乳育児中のお薬は要相談です。
それから、持病じゃなくても、風邪、頭痛、腱鞘炎、アトピーやアレルギーなど、絶対必要なわけじゃないけど、状況によって飲んだ方が楽になれる薬もあります。
もちろん、我慢してもいいんです。漢方や自然療法にもぜひ頼ってください。
でももし、漢方や自然療法も効かず、苦しいならミルクに頼って薬を飲んでもいいのかもしれません。

・みんなが「授乳」に参加できる
母乳育児だと、ママしか「授乳」が出来ませんが、ミルクだと、パパ、おじいちゃん、おばあちゃん誰でも赤ちゃんに「授乳」することが出来ます。
お出かけ、ちょっとした息抜きやお仕事、そのほかの時に預けられる。
「このママの体がそばにないと、何も口にすることが出来ない」という事態は、実はかなりのプレッシャーになります。
忙しいママにとっては、みんなが「授乳」に参加できるというのは本当に助かりますね。

以上、一部だけを覗いてみても、ママのためだけじゃなくて、「赤ちゃんのため」にもミルクでいいことってたくさんあります。疲れたママ、おっぱいの悩みをこじらせすぎちゃったママは、ぜひこの利点に目を向けてみてください。

母乳の良さ、再発見。

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ミルクの優秀さがよく分かったところで、今度は母乳の良さについて考えてみましょう。
母乳が良い、とは聞くけれど、一体どうよいのでしょうか?
母乳の良さを再確認してみましょう。

・ミルクにはない免疫物質が含まれる。
母乳には、ミルクにはないIgAやIgGなどの免疫物質が含まれ、病気になりにくいと言われています。特に初乳には多く含まれ、母乳さえ飲ませていれば風邪をひかない、なんて話もあるほど。
また、効果は三か月ほどですが、水疱瘡、おたふく、麻疹などの免疫も、母乳から移行します。医療の進んだ現代に生きる私たちにとっては、そんなに心配のないこの病気も、昔であれば命にかかわる大きな病気。母乳の免疫が、しっかりと赤ちゃんの命を守り、つないできたのです。
やっぱり、母乳って神秘です。

・コストがかからない、荷物にならない
一人目を混合で、二人目を完全母乳で育てたようなママは、完全母乳の時の荷物の少なさ、お金のかからなさにびっくりします。
お泊り、お出かけの度に大量の着替えや汚れ物、おむつとともに持ち歩く何本もの哺乳瓶、ミルク。お湯のありかと、瓶をどこで洗えるかについて、いつも考えていなくてはなりません。
それがなくなった時の爽快感と言ったら!
なにせ赤ちゃんだけでも手がいっぱいなわけですから、少しでも荷物と手間が減ることは大歓迎なわけです。
それに、なんといっても、「タダ」です☆
嬉しくないわけがないですよね。

・濃密な親子の時間が過ごせる。言葉ではないやり取りがある。
もちろん、ミルクだって抱っこして、くっついて、かわいいなあと思いながら一生懸命あげるわけですから、濃密な親子の時間に変わりはありません。それでも、これを母乳の利点にしたのには、訳があります。
母乳を出すということは、ホルモンが大きく関係しています。
これは筆者の経験ですが、母乳を飲ませることによって、母親は「母親にさせられてしまう」のです。
母乳を飲ませていると、どんなに疲れていても「愛しいっ!」という気分になります。
愛情ホルモンが刺激され、そう感じてしまうのです。そういう機構が、母体には備わっています。それを利用しない手はないわけです。
結果、絆は深まりやすくなり、お互いにとって大きなプラスになるのです。

母乳育児を頑張るママへ

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混合でも、完全でも、母乳育児にトラブルはつきもの。
最後に少しだけ、トラブルの対処法について書いてみたいと思います。

・切れた、血が出るなどの傷の悩み
赤ちゃんの口に入るものですから、薬やよく分からないクリームなどは使えません。
赤ちゃんの口に入っても大丈夫な馬油が、インターネットや産科などで売られいますので、ぜひ探してみてください。
それから、さらにおすすめなのが、「自分の母乳を塗る」というもの。
これが、てきめんに効果があります。授乳後に、自分の母乳を少し絞って塗っておいてください。傷の治りが早くなります。また、自分の母乳ですから、こんなにも安心なものはないわけです。ぜひ試してみてください。

・詰まる、しこりが出来るなどの悩み
これは体質と食べ物が大きく関係しています。
見た目の通りですが、チョコレート、チーズ、肉類などのこってり系の食べものは、つまりの原因になります。ストレスにならない程度に控えましょう。
それでも、どんなに節制していても、詰まる時は詰まります。
頑張ってるママ、ママのせいじゃない理由で詰まる時も、たくさんあるんです。だから、その時はどんどん周りに頼りましょう。
まずは出産した病院に電話して聞いてみてください。
それから、助産院が近くにあれば、そこの母乳外来に連絡してみるのもいいですし、「母乳相談室」という名前で、個人の助産師さんが相談を受けているところもあります。変だなと思ったら、我慢しないで相談してみてください。
おっぱい、それはママにとって人生に数度しかない特別な時間であり、赤ちゃんにとっては命を繋いでいくための大切な時間。
だからこそ、頑張りすぎてしまう、肩の力が抜けないママをたくさん見てきました。
頑張って、いいんです。でも、ゆるゆるだっていいんです。
ぜひ、そこが「選べる」ということに気が付いてもらえたらな、と思います。
子育て持久走は、まだスタートの合図を聞いて足を踏み出したばかり。
ぜひ楽しい景色を眺めながら、ゴールまで走り続けていきたいものですね。
この記事を書いた人
綾希子

2児の母です。実家のそばで第一子出産後、夫婦の危機に。今度はパパとトラブルにならないようにと、実家に頼らず助産院で第二子出産後、頑張りすぎてマタニティーブルーに。その経験から、助産院の子育て…

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