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今話題のアドラー心理学から学ぶ。『勇気づける育児』とは?

今話題のアドラー心理学って?
アドラー心理学の自己啓発本『嫌われる勇気』が大反響らしい‼︎
育児にどう繋がるのか知りたい‼︎

アドラー心理学 創始者

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アルフレッド・アドラー
(1870〜1937)

オーストリア出身の精神科医、心理学者であり「個人心理学」を創始。

個人心理学とは
人は過去の原因(トラウマ)により左右されるのではなく目的に沿って生きているという『原因論』を覆す『目的論』を唱えている。

日本ではそれを創始者の名をとって「アドラー心理学」と呼んでいる。

要するにアドラー心理学って⁇

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アドラーが言う目的論とは。

例えば「子供の頃に大きな犬に噛まれたから→犬が怖い」と考えるのが原因論であるのに対しアドラー的な目的論では「大きな犬にが怖いから→子供の頃に噛まれた記憶を持ち出す」と考える。

つまり人は過去の「原因」(トラウマ)によって突き動かされるのではなく、現在の「目的」に沿って生きている。 これが『目的論』です。

トラウマを否定するアドラーは、人生はいつでも選択可能なものであり、過去にどんな事があったとしてもこれからどう生きるかには関係がない‼︎人は変われないのではなく、ただ「変わらない」と自分で決めているだけだ‼︎ と唱えています。

幸せを実感できない人に足りないのは、能力でも、お金でも、環境でもなく『変わること』に伴う「勇気」が足りないのだ‼︎
というのがアドラー心理学であり、それが「勇気の心理学」とも呼ばれ様々な方面へ影響し話題にもなっています。

子育てにどう取り入れる?

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まず私達は何より我が子が何より大切で可愛く大好きで故に我が子が周りに嫌われないように(迷惑を掛けないように)育てたいと考えていると思います。

そこでアドラー心理学を子育てに例えると
“人に嫌われないように人の気持ちが分かるように” ではなく
“人の気持ちが分かるから人に嫌われない”となります。

その為に必要なのは子供が何をしているか知った上で見守る事です。
お友達にに迷惑をかけてしまうからすぐ叱る…では子供は自分の問題に気付けません。
“怒られる→自分が嫌な気持ちになるからしない”となるのです。

まず子供の意思や自分で考える力を尊重し、何故そうしたのか何故相手が喜び悲しんでいるのか相手はどうしたいのか自分はどうしたらいいのか?を考え、口出ししたい所を少し我慢して見守りサポートする形で教えるという事です。
失敗経験を積む事も子供にとってとても大切な経験と勉強なのです。

『嫌われる勇気』とは?

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アドラー心理学では過去の出来事は「今」には影響がなく、未来を「今」考える事ではないとしています。
過去の成功や失敗を引き出したり、未来をイメージさせるのではなく常に「今」を充実させ「今」の連続が日々であり人生だと教える事が大切なのです。

『今やれる事に最善を尽くす』事が大切で過去や未来に囚われても仕方がないのです。
子供の「今」が充実するように、子供が自分で成長出来るように、サポートするのが私達の役割と言う事です。

だからこそ時には“周りにも我が子にも嫌われる勇気”が必要なのですね。
アドラー心理学は自分が幸せに生きることは他人を喜ばせる事と定義しています。
大人になってから人格を変えるのは難しく親の子供への接し方がとても大きな影響を与えると言われています。
どんな幸せや成功の陰にも悲しい事や失敗の積み重ねがあり子供がそれを知り、負けない強い優しい心を持てるようにする為にはまずは私達親自身がつまずいても失敗してもいいと思いそれを教えましょう。
子は親を見て学びます。
そして、自分で成長します。
最後に。
褒めるのではなく「ありがとう」と感謝を伝える。感謝される喜びを体験すれば、自ら進んで貢献を繰り返すだろう。ーアルフレッド・アドラー
この記事を書いた人
A5105

育児休暇中で女の子のママです。妊娠出産育児と初めての事ばかり。何事もポジティブに楽しく頑張る!でも出来るだけ!をモットーにのんびりと日々生活してます。