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お月見泥棒って知ってる?

もうすぐお月見ですね。
みなさんもお団子を作ったり、すすきを飾ったりして、お月見の準備を始める時期ですね。
先日、うちの娘の幼稚園では、みんなでお団子を作って食べたそうです。
子どもにとっても、お月見は楽しい行事の一つなんですね。
そんな子どもたちへ、もっと楽しいお月見の楽しみ方があるのをご存知ですか?

お月見泥棒って何?

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お月見泥棒って聞いたことありますか?
初めて聞いたという人も多いと思います。
お月見泥棒とは、子どもたちがご近所のお宅をまわって、お供え物をもらうというものです。
泥棒とはついていますが、盗むのではなく、きちんと「お月見泥棒です」などひと声かけてからもらいます。
昔は、子どもは月からの使者だと思われていたので、お月見の日だけは盗んでも良いとされていたようです。
お供えする側も縁側などに置いて、子どもたちが盗みやすいようにしていたようです。
そうしたことから、お月見泥棒と名付けられたようですね。

お月見泥棒が行われているところはどこ?

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昔は、お月見泥棒にお供え物を盗まれた農家は、豊作となり、縁起がよいと言われました。
こうしたことから、収穫を願う行事とされているようです。
現在までに実施されていたことのある都道府県は、次の通りです。

福島県、茨城県、千葉県、東京都、山梨県、愛知県、三重県、奈良県、大阪府、大分県、鹿児島県、沖縄県

これらの都道府県でも、全域ではなく、一部の地域のみが多いようです。
また、現在も行われているところは少ないようですが、農村部で多く残っているようです。

準備する物は?

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まずは、お月見の時にお供えする物を用意しましょう。
①お団子
お団子はお月様を見立てているようです。
②里芋
収穫時期なので、収穫に感謝する意味が込められているようです。
③すすき
稲穂の代わりにお供えするようです。また、魔除けにもなると言われています。
④お菓子
これは、お月見泥棒の子ども達用に、準備してあげましょう。

次に、お月見泥棒をする子ども達の準備する物です。
①レジ袋
もらったお菓子を入れるための物です。
②懐中電灯
日が暮れてから行うところが多いので、用意しておくと便利です。

お月見に食べる物は?

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お月見といったら、私はどうしてもマクドナルドの月見バーガーが思い浮かんでしまいます。
じゃあ、お月見の時って何を食べるの?
特に、これを食べなければいけないということはありません。
せっかくですから、子どもと一緒にお団子を作ったらきっと楽しいですよね。
今はクックパッドなどですぐにレシピを検索できるので、とても便利ですね。
子どもと作れる月見団子を検索すると、白玉粉とお豆腐で作る月見団子の作り方が豊富でしたよ。
また、生地にかぼちゃ、さつまいもなどの野菜のペーストを入れると彩りもきれいですね。
私も子ども達と作ってみたいです。
お月見泥棒って、ほとんどの人がやったことがないといいますよね。
日本の昔からある伝統行事が、なくなりつつあるのは寂しいものですね。
子どもに説明する時にも、理解していないと説明できませんよね。
そんな時は、世界文化社から出版されている「おつきみどろぼう」という絵本があります。
ぜひ、一度読んでみてください。
この記事を書いた人
されらんと

5歳の女の子と3歳の男の子のママです。よろしくお願いします。