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赤ちゃんと胎盤の2ショット写真が驚愕!海外で話題のロータスバースって何?

妊娠中のママの写真を残したり、生まれてから赤ちゃんの成長を毎月写真に収めたり、妊娠や出産の記録を写真で残すママやパパも多いですよね。アメリカでも赤ちゃんとの写真はバースプランのひとつとして人気だそうですが、今アメリカでは、ある2ショット写真が話題になっているんです!話題の写真を撮影した、写真家のレネー・バーゲロンさんとコンタクトが取れましたので、ご紹介したいと思います。

赤ちゃんと胎盤の2ショット写真

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日本では赤ちゃんを出産したらすぐに、赤ちゃんとママとを繋ぐへその緒を切ってしまうため、バースプランでお願いでもしない限り、自分の胎盤を見たことのあるママはいないですよね。
ましてへその緒を切る前の状態で胎盤を見ることなど、日本ではなかなかできる体験ではないです。
そんな中、アメリカでは今、へその緒で繋がったママの胎盤と赤ちゃんの写真が、育児ママたちの間で話題となっています。
赤ちゃんの体半分ほどもある赤黒い胎盤と、ハート形のへその緒の先で、すやすやと眠る赤ちゃん、、、嘘偽りもなく、合成でもない本物の写真です。
胎盤さえ見たことのない筆者は、もうびっくりでした!
この写真は、アメリカで赤ちゃんや子供の撮影を専門としている写真家のレネー・バーゲロンさんが、この赤ちゃんのママから依頼を受けて、実際に撮影した物です。
レネーさんがこの写真をWeb上に公開するや、ABC News、Parents.com、Redbookなどから問い合わせが殺到したそうです。

リンさんの水中出産と写真撮影

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この出産記録を写真家レネーさんに依頼したのは、ワシントン州在住の看護士、リン・パルトロウさん。
水中出産でリディアちゃんを出産した後、リディアちゃんが検査に連れて行かれるまでの約1時間の間に、助産師の協力のもと、撮影されました。
この撮影は、レネーさんにとっても初めての体験だったそうで、リンさんの提案に、最初はとても驚いたそうですが、楽しく進めることができたそうです。
撮影後はリンさんのご主人の手でへその緒をカット。
間もなく生後1ヶ月になるリディアちゃんは元気に育っており、かけがえのない経験を出来たと喜んでいらっしゃるそうです。

写真家レネー・バーゲロンさんのオフィシャルサイト
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https://www.facebook.com/LittleEarthlingPhotography/

海外で人気のロータスバースとは?

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リンさんは、撮影後胎盤と赤ちゃんを繋ぐへその緒をカットされましたが、現在アメリカで少しずつ人気になってきているのが、ロータスバースという出産方法です。
ロータスバースとは、産まれてきた赤ちゃんのへその緒を切らず、赤ちゃんと一緒に取り出した胎盤を繋がったままにして、自然に取れるのを待つというもの。
日本では全くなじみのない出産方法に驚く人も多いと思いますが、もともとは、チベット地方やアフリカ、インドネシア、アメリカのインディアンの人たちが昔から行っていた出産方法だそうです。
へその緒と胎盤は、通常2~10日ほどで自然乾燥して取れます。
約1週間のあいだ、細心の注意を払って、へその緒や胎盤に残った血液や栄養を、すべて残らず赤ちゃんに送り届けるのがロータスバースです。
海外では、希望すればできる程度に認知された、バースプランだそうです。

ロータスバースのメリット&デメリット

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胎盤を英語訳すると、Placenta=プラセンタ。
プラセンタと聞けば、化粧品でよく耳にしますよね。
化粧品に使われるプラセンタは、もちろん人間の胎盤ではありませんが、美白や免疫向上、保湿など万能化粧品として人気です。
体にすごくいい!と言われる胎盤には、人間に必要なタンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミンなどがたっぷり入っているのです。
ロータスバースは、その栄養を残らず最後まで赤ちゃんに届けようと広まった出産方法です。
へその緒を切らないので、ハサミを使わないため、感染症を引き起こす心配もありません。
抵抗力の低い出産直後に、しっかりと栄養を行き届かせることから、生後4~6ヶ月の赤ちゃんの鉄不足を防ぐ研究結果もあるそうです。
ただし、自然に取れるまで赤ちゃんを動かすときは、へその緒を切ってしまわないよう細心の注意を払わなければならないのと、やはり胎盤は人間の内臓のひとつなので、放っておくと臭いがきつくなってしまいます。
冷却袋などに入れて保存したり、臭い消しにハーブを使用したりして、消臭にはとくに気を使わなくてはならないというデメリットもあります。
自宅出産や水中出産など、出産方法にもさまざま選択肢がありますが、とうとう、へその緒を切らず、胎盤をそのまま出してしまう出産まで出てきました。まだまだ日本では認知されていませんが、近い将来、日本でもロータスバースが広まるかもしれませんね。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!