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意外と難しい?きょうだい問題あれこれ

下の子が生まれると、微妙に変化する上の子との関係。
寂しい思いをさせていないかな?
我慢させてないかな?
今まで一人分だった愛情と手間を、急に二倍にするのはものすごく大変。
みんな一度は考える、きょうだいの問題です。

日本のきょうだいの年の差は

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現在、日本の第一子~第二子の平均の年の差は、なんと1.93才!
2才を割っているんですね。
これは晩婚化、出産年齢の高齢化にともない、「一人目を産んだら次も一気に」というような心理が働いているようです。
それにしても、2才を割っているのは大変そうですね。
第一子が4月~5月生まれで、第二子が3月生まれだと、学年としては一学年差。
そして、魔の二才のタイミングで、家族に新しい命が。
もちろんおめでたいし、素敵。
でもかなり大変なはず!

じゃあ、何才差なら育てやすいの?
色々な意見を集めてみました。

何才差が育てやすいんだろう?

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1才差
・とにかく記憶がないくらいに大変
・一緒に育ってしまうような感じ
・遊び相手になりやすい
・喧嘩や縄張り争いが絶えないのでたくましい
・下の子が生まれたとき、上の子はまだよく理解していないことも
・妊娠に伴う断乳が必要になる

2才差
・まだまだ大変
・魔の二才の時期に被る
・1才よりは情緒的に安定化と思いきや、分かっていたり、我慢が出来る年齢なので後々大変なことも
・就寝やおっぱいが離れている子だと、少し楽

3才差
・出産が、幼稚園の体験や入園、準備などと重なる
・進学が重なる
・↑かぶらないので、幼稚園などは学費的には楽
・まだまだ一緒に遊べる年齢差。
・世話を焼いたりできる年齢差。上が女の子だったりすると小さいママ状態

4才差
・その子の性格によってはあんまり「きょうだい」っぽくならないことも
・かなり上の子が情緒的にも安定してくる時期
・幼稚園の年少の一番人とかかわりが増える時期に妊娠~出産がある
・子育て期間に空白の一年がある(上の子が小学校に上がった後、まだ一年下の子が家にいる)

5才~
・余裕をもって育てられる
・離れてしまっているので忘れていることがある

赤ちゃん返りは10才まで!?

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赤ちゃん返りは、なんと10才まで続くという見解まであります!
それほど、きょうだいがやってくるというのは子供にとって大変なわけです。
また、一見大丈夫なように見えても後でわがままになったり、不安な様子を見せたりということがあるようです。
その他、
おむつを変えてという
ミルクやおっぱいをねだる
ききわけがなくなる
その他、どもったりなど、自分ではどうしようもない症状を示す子もいます。

どうしたらいいの?
なるべく叱らないで対応してあげた方がいいと言われています。
それから、大家族の子育てのコツで、一人ひとりこっそり呼び出して「あなたが一番好きよ」と告げる、なんていうのがありました。
「みんなにそう言うなんて嘘はイケナイ!」なんてセンスのないことを言う人はいないわけで、見ていて思わずほっこりしたのを覚えています。
その時は必死でも、後になれば笑える話。
そういうことはいっぱいあります。
それを、よく分かっているんだなあ、と感じた瞬間でした。
それから、赤ちゃんのいない隙にお風呂でくっつく、寝る前に上の子が生まれた時の話をしてあげるなど、「心が側にある」ことを伝えてあげられれば、何でもいいと思います。

上の子は感情を我慢してしまう!?

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上の子というのは、最初は100パーセントあったものをわけて大人になっていかなくてはなりません。
逆に、下の子というのは初めから50パーセントです。
その点、下の子の方が「二人いる」という状況に順応しやすいのは当たり前のことで、それに上の子からの保護も受けられるわけですから、余裕があるわけです。
上の子にとって、下の子が家に来るということは、「自分の恋人だと思っていた人に、愛人ができた」というくらいの感情を呼び起こすそうです。
上の子が耐えるべくは、「自らの感情」なわけです。
だからこそ、上の子には気を使ってあげよう……と思うかもしれません。
筆者も、その通りだと思います。
でも、なかなかそうはいかなかったりする。
下の子の方がかわいい、なんて言うわけじゃなくても、物理的に手がかかるのはどうしても下の子の方。

「早かったかな……」どれだけ離れていても、みんな一回は思うはずです。
でも、一緒に遊んでいる姿を見ると、「ああ、産んでよかった」って思ったり。
ママはまずその揺れ動く感情を認めてあげることです。
それから、上にも書いたように、赤ちゃん返りは10歳まであるし、「いつ産めば大丈夫だった」なんていうのもきっとない。
それに、いい意味で、平等なんてない。
みんな生まれ持った役割のようなものがあるはずです。
それが、「長女」であり「長男」なのかもしれないし、それは誰にも分かりません。

筆者もさみしいなーと思って育った長女でした。
今はそれもよかったなあと思えるようになりました。
家族は一人より、二人。
二人より、三人。三人より、四人。
ちょっと辛くなると、母に言われた言葉を思い出しています。
難しいきょうだい問題。
筆者も毎日格闘中。
いつかあの時は大変だったよねえ、と笑える日を信じて。
多分、あっという間にそんな日が来るでしょう。
この記事を書いた人
綾希子

2児の母です。実家のそばで第一子出産後、夫婦の危機に。今度はパパとトラブルにならないようにと、実家に頼らず助産院で第二子出産後、頑張りすぎてマタニティーブルーに。その経験から、助産院の子育て…