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「真ん中最強説」は本当か!? 3きょうだいの真ん中の子、その真実の姿に迫る!

現代では珍しくなってきた3人きょうだい。
「真ん中の子って一癖あるのよね~」「真ん中の子って育てにくいわ・・・」といった声を耳にします。
「真ん中最強説」って知っていますか?
真ん中の子は他の子に比べてやんちゃ。負けず嫌いで、ゲームなどは自分が勝って一番になるまでやめません。ダダのこね方も一番!きょうだい喧嘩も一番強い。声もデカい。体を張って笑いを取る。理解しがたい行動に走るのもたいがい真ん中。
3きょうだいの中で、色んな面において頂点の座に君臨するのは真ん中。
それが最強と言われるゆえんです。
でもそれって本当!? その真相に迫ります。

真ん中の子の置かれた環境

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真ん中の子は、生まれた時から上のきょうだいがいます。上の子はお兄ちゃんお姉ちゃんになってもまだまだ手がかかる年齢。
また、下のきょうだいが生まれたことで、上の子は赤ちゃん返りするなどして、親の愛情が下の子に行ってしまうことを阻もうとします。
なので、下の子は親の愛情を独り占めする機会が少なくなってしまいます。
上の子が成長し、やっと自分に愛情が降り注がれるー!というタイミングで、今度は末っ子が生まれます。
末っ子というのは、親にとっては最後の子どもという意識もあってか、可愛くて仕方ありません。ついつい親は真ん中の子よりも末っ子の方により多くの愛情を注ぎます。
また、上の子が経験することは、親にとっても初めての経験なため、できることが増える度に「すごーい!」と褒められる一方で、真ん中の子が同じことをできるようになっても、もう上の子で経験済みのため、それほど「すごーい!」といった驚きもなく、見過ごされがちになります。
真ん中の子は、上下の子ほどの愛情や注目を浴びないまま育ってしまうことが多いです。

自己主張が強い

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真ん中の子には自己主張の強い子どもが多いです。自分の存在が上下のきょうだいに埋もれてしまわないように、自分の意見を強く主張していかざるを得ないのです。
存在薄になってしまっては、自分の意見が通らないからです。
時には、あまのじゃくになる事もあります。上下のきょうだいの意見とはあえて違う主張をすることで、自分の存在を強調したり、親は自分の主張に応じてくれるだろうか・・・といった、親に対する愛情の確かめのようなことをすることもあります。
子供の自己主張の激しさは、親としては面倒に思うこともありますが、自己主張が強いということは自分の意見をしっかり発言することができるということなので、非常に良いことです。

真ん中の子として育つ環境から生まれるリーダーシップ

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自己主張が強い真ん中だけれど、まわりの状況を把握して調整したり、周りをまとめるのが得意で、リーダー的存在となることが多いです。
幼い頃からきょうだいの中でもまれて、たくましく育つ真ん中は、日々のきょうだいとの関係の中で、高いコミュニケーション能力を身に着けていきます。
これは、将来とても役に立つ資質です。
真ん中の子は、心の中が複雑で、親としては扱いづらいと思うことが多いですが、実は真ん中の子が、将来最も成功する可能性を秘めているのです。

ギュッと抱きしめれば大喜び!

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上下の子と比べて真ん中の子はどうしてももらえる愛情が少ないというのは事実です。
一番上の子は親にとって初めての子なので特別な存在。期待もかけられ、いつも親から心配されて、手をかけられて育ちます。
末っ子は、最後の子どもなので、親はとにかく可愛く思えて仕方がありません。何をしてもかわいいかわいい・・・で育てられます。
また末っ子は甘え上手なので、親もそれに対して十分な愛情表現で応えます。
たまには真ん中の子にたっぷり愛情を注ぎましょう!
ギュッと抱きしめればたちまちデレデレ。ふだんたっぷり愛情を注がれることの少ない真ん中の子は、そんなことをされたらもう大喜びです。
お父さんお母さん!こちらからも恥ずかしがらずに、思いっきり「大好きだよー!!」という気持ちを正面からぶつけましょう。
3人のお子さんをお持ちのお父さんお母さん!真ん中の子に一番悩まされる事が多く疲れてはいませんか?
でも大丈夫!真ん中の子は、きょうだいの中でもまれて育つことで、将来頼もしい大人になりますよ。
そしてなんと、大人になってからは、親に一番優しくしてくれるのは真ん中の子!というデータもあるんです。
将来が楽しみですね。
この記事を書いた人
nanaosan

男の子3人(8歳、5歳、3歳)の母です。わんぱくな3人に日々鍛え上げられ、たくましい母に成長中!