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添い寝の構図で幼児の特徴に違いはある!? 川の字の構図別メリット&デメリット

欧米では、子供が赤ちゃんの頃から両親とは別室で寝るのが特徴的ですが、日本では昔から親子が一緒に「添い寝」する文化が根強く続いていますね。「添い寝」は親の愛情を直接感じ取ることができ、子供は安心して眠ることができるので、おすすめです。しかし、ひとえに「添い寝」と言っても、色々な種類があります。子供が真ん中だったり、母親が真ん中だったり。。。添い寝の構図の違いで、後々、子供の成長に違いが出てくるってご存知ですか?

子供中央型

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いわゆる「川の字」。
母親と父親の間で子供が寝る「子供中央型」は、あるデータによれば、「添い寝」する日本の家族のうち、半数以上がこの寝方だそうです。

【メリット】
・夫婦で子育てを協力し合う寝方なので、母親は孤独を感じにくいです。
・父親と子供の距離が近いため、父親は子供に優しくなります。
・子供は両親からの愛情を十分に感じ取れるので、情緒は安定します。

【デメリット】
・過保護で、今流行りの『友だち親子』になりやすいです。
・父親との距離が近すぎるため、親としてのしつけが作用しにくい場合もあります。
・両親からの過愛情が、自己中心的で社会性や自立心の未熟へとつながります。

母親中央型

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母親が真ん中で、子供と父親が端に寝る「母親中央型」。
「添い寝」する日本の家庭の33%ほどが、これに当たるそうです。
色々な資料を見ましたが、どれを見ても、この寝方が一番理想的なようです。

【メリット】
・父親と子供の距離にワンクッションあるため、父子としてのけじめがあり、威厳を保つことができます。
・夫婦も隣同士なので、信頼関係も保てます。
・父子間の距離が、子供の自立心を促します。
・依存と自立のバランスが上手く取れるので、豊かな心が育めるそうです。

【デメリット】
・資料によっては、「特になし」というケースも。
・あえて言うならば、母親の睡眠は安定確保しづらいかもしれません(筆者経験談)。

父親別室型

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割合的には多くありませんが、母子が同じ布団で寝て、父親のみ別室で寝るパターンです。
母は子育て、父は仕事という男女分業意識の強い家庭に多くみられる寝方だそうです。
我が家もそうですが、父親が単身赴任や出張なので家を空けることの多い家庭も、これに相当します。

【メリット】
・母子の関係はしっかり育むことができます。
・父親は、安定した睡眠の確保ができます。

【デメリット】
・父親が不在がちになるので、父子関係が育ちにくいです。
・母子の密着度が高いので、母親は子供に依存しがち、子供は甘えん坊タイプになりやすいです。
・母親は子に関して、過干渉になりやすいです。
・子供は自己中心的になり、社会性や自立心が未熟になりやすいそうです。

子供別室型

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欧米では基本的な「子供別室型」。
夫婦は、子より夫婦優先なため、かなり小さい頃から子供は別室で寝させられます。
日本ではめずらしいケースです。

【メリット】
・夫婦関係は安定します。
・子離れを心がけ、放任的育児になるので、子供は自立心旺盛になります。
・「友だち親子」ではなく、親子としてけじめのある関係になります。

【デメリット】
・母子、父子間ともに愛情不足になりがちです。
・スキンシップ不足から、子供は情緒不安定になりがちです。


参照:篠田有子著『子どもの将来は「寝室」で決まる』(光文社新書)

 


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一時、我が家でも「母親中央型」で寝ていた時期があるのですが、個人的にできれば一人で寝たい私は真ん中で寝ることに耐えられず、結局「子供中央型」に戻ってしまいました。理想はそれぞれあると思いますが、何が一番良くて、どれが悪いということはないと思います。あくまでひとつの意見としてとらえ、愛情を持って子育てに取り組んで下さい。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!

#子育て#寝かしつけ#育児