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爆発的拡大のジカ熱と小頭症との関連は?リオ五輪を前に妊婦が知っておくべきこと

昨年よりブラジルなど中南米を中心に拡大を続けているジカ熱と、小頭症の新生児増加に対して、2月1日、WHOは「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言を出しました。
遠い中南米での流行ではありますが、私たち日本人にとって、決して対岸の火事ではありません!
今年8月にはブラジルでオリンピックが開催されますね。
渡航者が増えれば、世界的拡大も時間の問題です。
そこで今回は、妊婦が感染すると胎児へ影響する可能性が高いと言われているジカ熱について、その症状や注意すべき点などをお話したいと思います。

ジカ熱拡大、緊急事態宣言

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2015年より、中南米を中心に拡大を続けているジカ熱。
現在ジカ熱の流行地域で、小頭症の赤ちゃん発症例が急激に増加し続けています。
特にブラジルでは、死亡者46人を含む、3,530人の小頭症患者が国内で確認され、患者の一部からジカウイルスが検出されたそうです。
ジカ熱と小頭症の関連は、今現在は科学的には証明されていませんが、その可能性は非常に高いとのこと。
今のところ、日本国内での発生はありませんが、ハワイで生まれた小頭症の新生児からも、ジカ熱の感染が確認されたそうです。
世界的拡大も時間の問題で、特に妊婦に対して、専門家は流行地への渡航を控えるよう警告しています。

ジカ熱とは?

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ジカ熱とは、ジカウイルスを感染することによって引き起こされる感染症です。
デング熱やチクングニア熱などと同様、蚊を媒介にして感染します。
1947年にウガンダのZika forest(ジカ森林)のアカゲザルから初めて分離されたそうです。
人から人への直接感染はなく、ジカウイルスに感染しても、全員が発症するわけではありません。
感染しても症状が出なかったり、軽いため気付かないこともあるそうです。
妊婦が感染すると、胎児に感染する可能性があるため、厚生労働省でも注意を呼びかけています。

【ジカ熱流行地】
中央・南アメリカ、アフリカ、アジア太平洋地域で発生

【感染を媒介する蚊の種類】
・ ヤブカ属ネッタイシマカ(日本には生存しない)
・ ヤブカ属ヒトスジシマカ(秋田県、岩手県より南の地域で生存)

【ジカ熱の症状】
軽度の発熱、発疹、頭痛、筋肉痛、関節痛、結膜炎、倦怠感など
(風疹やはしかに似た症状が出ます)

【治療方法】
特別な治療方法はなく、有効なワクチンもありません。
対症療法のみで、2~7日後には治ります。
予後も比較的良好な感染症です。

小頭症とはどんな病気?

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小頭症の赤ちゃんは、通常の月齢の赤ちゃんに比べ、脳と頭蓋骨がはるかに小さいです。
小頭症は脳の発達不全に繋がる神経疾患で、脳にさまざまな程度の損傷が生じるため、精神遅滞、発達の遅れ、けいれんなどの症状が現れます。
後天的な小頭症の場合は治療が可能ですが、ジカ熱感染など先天的なケースでは治療法はなく、深刻な場合は早期に死亡することもあるそうです。
可能性のある原因としては、感染症、有害物質、ウイルス、遺伝的要因などがあげられますが、はっきりとした原因はわかっていないようです。

リオ五輪を前に知っておくべきこと

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世界的に流行している現在、日本は冬であるため、蚊と言われてもピンと来ない人も多いと思います。
しかし今年はオリンピックイヤー。
2016年の8月9月には、ブラジルのリオデジャネイロでオリンピックとパラリンピックが開催されます。
多くの日本人がブラジルへ渡航し、ジカウイルスに知らないうちに感染、そのまま帰国する可能性は十分にあります。
WHOも数ヶ月以内には北米にまで感染拡大、感染者は400万人にも上る可能性があると発表しています。
感染の予防方法は、デング熱同様、第一は蚊に刺されないこと。
できるだけ肌を露出させず、虫除け剤などを利用して感染を予防し、媒介する蚊の駆除徹底が大事になってきます。
これから夏に向けて、ひとりひとり心がけていきたいところです。
今何かと話題のジカ熱。
日本とは遠く離れた場所で起きていることなので、他人事と考えている人も多いと思いますが、今年はオリンピックイヤーです。
人の動きが増えれば、それだけ日本での発生の可能性も高くなります。
妊婦さんのためにも、蚊に刺されないよう気をつけていきたいですね。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!

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