マクドナルドが販売するお子様向けセットメニュー「ハッピーセット」に、今回初めて日本を代表する絵本キャラクター「くまのがっこう」が採用されました。
絵本を始め、小物や文房具でもお馴染みで、本当によく知られているあの「くまのがっこう」です。

ハッピーセットのおもちゃと言えば、今まではアニメのキャラクターやサンリオ、海外の絵本キャラクターなどでしたが、日本で誕生した絵本キャラクターの採用は初めての試みなのです。
しかも、すべてが書き下ろし6作品！
大人気絵本作家が付録を書き下ろすことは、現在の絵本の世界ではなかなかありません。
付録と言ってしまえばそれまでですが、マクドナルドとしては、とても面白い挑戦なのです。

付録なのでソフトカバーなのかと思いきや、実際手にとってみると、かなり本格的なハードカバーでした。
実際の絵本よりは多少柔らかい感じですが、厚紙なんかとはちがい、本格的な絵本仕様になっています。
ページ数は全16ページで、既存の「くまのがっこう」シリーズの半分程度。
3種類がおはなしで、残りの3種類が迷路や間違い探しなどの遊べる絵本です。
水彩画の可愛らしいくまのこたちが、文庫本ほどの小さな絵本の中に溢れています。
筆者の娘は「くまのがっこう」シリーズが普段から大好きなので、付録を見たときにはもう飛びつきました。

「くまのがっこう」は、絵をあだちなみ氏が、文をあいはらひろゆき氏が2002年より手がけた大人気絵本シリーズです。今年の8月に新刊「ジャッキーつきへいく」が発売され、現在14作品を発表、シリーズ累計は210万部を超えています。
11匹の優しいお兄ちゃんくまのこたちと、いたずらで、きかんぼうなくまの妹ジャッキーが繰り広げる何気ない日々の暮らしを描いたお話です。

人気の理由としては、やはり絵がとても可愛いことにあると思います。
日本人が西洋のいいところをイメージして可愛らしく仕上げているので、絵本の中の小物ひとつ取ってもお洒落です。
そしてあの愛らしいくまのこが12匹。
全員に名前が付いていて、それぞれにちがった表情を見せてくれます。
子どもだけでなく、読む母親の心もしっかり掴んでいる絵本ですね。
絵本の冒頭「くまのがっこうのくまのこたちは・・・」というお馴染みのフレーズを筆者の娘はしっかり覚えていて、毎回お話してくれます。

ママも女の子も大好きな、可愛い絵本シリーズとしておすすめなのは、「ペネロペ」や「リサとガスパール」です。
テレビアニメや某パンメーカーの付録にもなったりして、有名ですね。
こちらはフランス人作家によるものなので、少し日本の文化とは感じのちがうおフランス的な感覚も楽しめると思います。
ストーリーはちがっても、「くまのがっこう」同様お馴染みのフレーズが毎回出てきますので、子どもは耳で覚えてお話してくれますよ。

絵本とはちがいますが、原案が「くまのがっこう」と同じ作者の「ルルロロ」も有名です。
こちらは「くまのがっこう」シリーズから生れたテレビアニメで、Eテレ(NHK)で放送しています。