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室内での赤ちゃんの事故!事例別解説と対策‼︎

ニュースでもたまに見かける乳幼児の室内事故…決して他人事ではありません。なんと0〜2歳の赤ちゃんの日常生活の事故による救急搬送は1日平均16人もいるのです。(2013年)
赤ちゃんが怪我ひとつなく大人になるなんて事は不可能です。また“赤ちゃんから片時も目を離さない”なんて事もほとんど不可能です。
日々の成長はとても嬉しい事ですが昨日出来なかった事が突然今日出来た!なんて事も。
事故が起きる前に予防対策をして安心安全な環境を作ってあげましょう。

最も多い “転落事故”

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まだ◯◯が出来ないから大丈夫だろう…という油断が引き起こしてしまう事が多い転落事故。

0ヶ月〜ねんね期
・抱っこしていて落としてしまう。
・抱っこ紐から転落してしまう。

赤ちゃんの予想外の動きにバランスを崩して落ちてしまう。抱っこ紐使用時にママが屈んだ際に赤ちゃんが抱っこ紐から抜け落ちてしまう等。どちらの場合も頭からの転落が多く見受けられます。抱っこする際は慣れていても両手でしっかり抱っこし、赤ちゃんの頭に手を添えてあげましょう。

4ヶ月〜寝返りはいはい期
・ベビーベッド、ソファから転落。
・ベビーチェア、ベビーカーからの転落。

ベビーベッドからの転落が最も多く、柵は必ず常に上げましょう。赤ちゃんがまだ寝返りしないから、寝ているから等で柵を上げないまま少し目を離した隙に転落してしまう事が多いそうです。
またベビーベッド内におもちゃやぬいぐるみを置く事も避けましょう。思わぬ踏み台になり柵を乗り越えて転落してしまう事も。
赤ちゃんがベッド内で立ち上がった時に胸が出るようであればベッドの位置を下げるか使用するのをやめましょう。

ベビーチェアやベビーカーではベルトを締めることを徹底しましょう。
また突然立ち上がったりする事もあるので使用時は目を離さないように気を付けましょう。

9ヶ月〜つかまり立ち期
・浴槽内へ転落。
・階段、窓、ベランダからの転落。
・階段を踏み外して落下。

立てるようになると視界も広がり、また赤ちゃん自身の手足の力も強くなるので1番事故が多いと言われています。
窓際やベランダには踏み台になるような物を絶対に置かないようにしましょう。また窓際やベランダに物を置く時は60cm以上離して置きましょう。赤ちゃんの小さな足は細い場所でも不安定な物の上でも簡単に乗れてしまいます。幅が2cm以上のものは全て踏み台となる可能性があります。
窓際やベランダにはロックを付けるのを忘れないように、階段には転落防止の柵を付けておきましょう。

夕方に多い“誤飲事故”

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目を離した隙に…
そこに落ちていたのも気付かなかった…という事が多い誤飲事故。
お風呂や夕飯の準備等で目を離す事が多い夕方に起こりやすいと言われています。

誤飲事故で件数の多いものが
・包み(紙・ビニール)
・煙草
・大人用の薬
となっています。

何でも口にする0歳〜親の真似をする1歳の赤ちゃんがいるお家は床や手の届く高さに物を置かないように注意しましょう。

・包み(ビニールや紙)
赤ちゃんの大好きなカシャカシャ音のするビニールや紙は遊んでいる内に誤って飲み込んでしまう事が多いので目を離さないようにしましょう。また、遊ばせる際は口に入らない大きさのものを。

・煙草
もし家族に喫煙者がいるのなら喫煙、灰皿、煙草は外か換気扇の下等、絶対に赤ちゃんの手が届かない場所にしましょう。
勿論赤ちゃんがいる所での喫煙が良くない事は周知と思いますが、事実、煙草の誤飲が0歳〜1歳の赤ちゃんの誤飲事故の1位なのです。

・大人用の薬
常備薬や家族が飲まなければいけない薬をお家に置いている事も多いかと思います。ついついテーブルの上に置いていたり…
体のまだ小さい赤ちゃんが飲み込んでしまうと重篤な症状を引き起こす場合もあります。
またママやパパが普段薬を飲んでいる姿を見ていると食べ物と勘違いしてしまう事もあります。

直径39mm以下のサイズの物は赤ちゃんが飲み込んでしまう可能性があります。赤ちゃんの手の届かない1m以上の高さに置く事を徹底しましょう。

少しでも重症“火傷事故”

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体の表面積の10%を越える火傷は命の危険があります。赤ちゃんは皮膚が薄く体も小さいので重症化し易くなります。

赤ちゃんの火傷事故の原因は熱い液体が1位‼︎
熱湯やお茶、コーヒー等を赤ちゃんを抱っこしながらママが持っていて赤ちゃんにこぼしてしまう事が多いです。
ママのカフェタイムやミルクを作る際は赤ちゃんをだっこしたままする事は絶対にやめましょう。

次に多いアイロンやヘアアイロン、ヒーター等を使用する際は使用時は勿論ですが使用後も暫く冷めないので置き場所に気を付けましょう。

またハイハイや掴まり立ちが出来るようになるとママがいるキッチンに赤ちゃんが来る事も多くなります。
キッチンはコンロやグリル、電気ケトルやウォーターサーバーがあり、火や熱湯を扱うことも多いのでベビーゲートや柵を付けて赤ちゃんが来れないように対策を。目を離した隙に赤ちゃんがコンロをいじっていたという事例も多数あります。

また赤ちゃんは38度のものでも15分以上肌に触れていると低温火傷の可能性があります。ねんねの赤ちゃんには床暖房、ホットカーペットやカイロを使う時は直接赤ちゃんの肌に触れないように注意しましょう。

他にも色々ある 室内事故‼︎

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・溺れる事故
お風呂での事故が多数。
沐浴中にママやパパが手を滑らせてしまったり、赤ちゃんが自力で立てるようになると目を離した隙に浴槽で溺れる事も。一緒に入浴する時は目を離さない、また普段は浴室のドアを閉めておく等気を付けましょう。

・窒息事故
寝ている時に布団やぬいぐるみで鼻や口が塞がれてしまう事での窒息事故や、電気コードやブラインドの紐がいつの間にか首に絡まってしまう事による窒息事故がほとんどです。
赤ちゃんの寝る場所にはぬいぐるみや服などを置かない事。また赤ちゃんを寝かせる時にフードや首まわりに紐の付いた服を着せない。スタイは外してあげましょう。
電化製品や携帯の充電器などコード類はまとめて安全カバーを付けるか、赤ちゃんの手の届かない場所に置きましょう。

・転倒事故
お座りや立っちが出来る赤ちゃんは突然転倒する事もよくあります。赤ちゃんはよく転倒するものなので転倒しても怪我をしないように予防対策を。
床にはフロアマットを敷きましょう。赤ちゃんが動き回る前に家具の角はガードしておきましょう。
またごはん中や歯磨き中にスプーンや歯ブラシをくわえたまま転ぶと重傷になるので、動き回らせないように注意してあげましょう。

・挟む事故
赤ちゃんの小さな手足は思わぬ狭い隙間にも入ってしまいます。よくあるのが大人が抱っこしている際に気付かずドアを開閉して赤ちゃんの指を挟んでしまう事故です。
ドアのちょうつがい部分にはカバーを付けたり、また開閉の際は赤ちゃんがそばにいないか手を挟んでいないか気を付けましょう。
またベビーカーやベビーチェアのちょうつがい部分もよく挟んでしまう事があるので、使用時には気を付けましょう。
マンションや外出先でもエレベーター付近では絶対に目を離さず、そばで遊ばせないように徹底しましょう。
子供の成長は本当に早いもので…
いつの間にか寝返りができ、ハイハイをしていたり気付いたら立てるようになり、すぐに歩き出し…
嬉しい反面、動き回れるようになればなるほど事故の危険も増えてしまいます。
日本の子どもの事故による死亡率は先進国の中でも高いと言われています。そして大半が室内で起きている事。決して他人事ではありません。

油断や過信をせず、事故予防対策を早い時期からしっかりして安心安全な環境で楽しく遊んであげましょう!
この記事を書いた人
A5105

育児休暇中で女の子のママです。妊娠出産育児と初めての事ばかり。何事もポジティブに楽しく頑張る!でも出来るだけ!をモットーにのんびりと日々生活してます。